商品先物取引の貴金属の銘柄についてご紹介します。
金は古くから貨幣として用いられ、現代でも装飾品などとして多くの人々に親しまれています。
金は腐食や変質がなく熱伝導の性質を持つことから、宝飾品だけではなく医療や電子工業用などさまざまな分野で必要とされ、需要が高くなっています。
金は鉱石で採掘された後、精製されて「金地金」が作られます。
日本では純度が1000分の995以上のものと法定されており、実際には999.9のものが作られて流通しています。
ちなみに欧米では995以上、香港などでは990以上のものが流通しています。
銀は最近では宝飾品として特に若者の中で大きなブームになっています。
それに加えて銀は工業向け、写真フィルム向け、銀製器向けとしての需要があり、ニーズの高いものとなっています。
銀の採掘の多くが非鉄金属など(亜鉛やニッケルなど)の採掘とともに付属的に取れるもので、その割合はおよそ6割といわれています。
そのため非鉄金属相場や他の貴金属の影響を受けやすく、たとえば亜鉛やニッケルが多く採掘されれば、それだけ多くの銀も採掘されるために価格は押し下げられる傾向にあります。
白金(プラチナ)といえば多くは宝飾品を思い出しますが、もう一つは自動車触媒の需要です。
白金は他の貴金属と比べても希少価値が高いため値段も高めです。
そのため欧米や日本といった先進国の景気動向に大きな影響を受けやすいといえます。
自動車は景気がよければ売れる傾向があり、景気を見る上は重要な指標です。
また現在では環境問題に伴い自動車産業における排ガス規制の強化が叫ばれており、自動車触媒の需要に影響を及ぼす傾向にあります。
最大の主産国である南アフリカやそれに続くロシアなどで政情不安に陥ったことで採掘量の減少を引きこす可能性もあり、このような状況下で供給不足が起こる可能性があります。