先物取引とは

一般の商品取引では現物市場において売買取引が行われています。
先物取引とは将来の一定の時期に商品とその対価を受け渡すことにより決済することを目標としながらも、最初の契約値段と反対売買(売り契約をした場合は買い戻し、買い契約をした場合は転売する)をして取引を終了することができるのです。
つまり、必ずしも現物を引き取ることなく、反対売買をして差額の支払い、または、受け取る決済方法(=差金決済)を制度として認めた取引です。
商品先物市場においては、そのほとんどは、反対売買で決済され、現物の受け渡しによる決済は少なくなっています。

少額の資金で多額の取引ができる

先物取引のメリットは極めて少額の資金(取引証拠金)で多額の取引ができることです。
株式の信用取引では総代金の最低30%が必要ですが、商品取引では10%程度でできるため、余剰資金での運用が可能です。
もう一つは株式の信用取引と同様に、値上がりすると思えば買い、値下がりすると思えば売りからスタートして利益を得ることが可能です。
しかも日歩(利率の表示方法の一つで、1日あたりで表示される利息額のこと)がかからないことが株式の信用取引との大きな違いです。

有価証券を証拠金として活用できる

取引証拠金は現金だけでなく、商品取引所が指定する株券、公社債、信託、上場商品の倉荷証券などの有価証券をおおむね70〜80%の評価額で活用することができます。
 しかも名義はそのままで、利札、配当はもとより、値上がりした場合の売却も可能です。
 金(ゴールド)のように差金決済だけでなく、現物を引き取る投資家がいますが、将来は上がると思ったら、現在全額の資金がない場合は先物で予約し、期日が来てから全額支払って手元におくことができるのです。
今後金の値段が上がると思ったら先物を買っておけば、より有利になるわけです。

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